Ancientのデフォルトラウンドでは、ミッドを制圧してもマップを制圧したことにはならない。ミッドを有料道路と考え、相手が通過するたびにコストを支払わせる。本記事では、ミッドの3分割、ユーティリティのタイマー活用、クラッチでの静かな税という3つの見えない通行料を解説し、マップコントロールを経済的圧力に変える方法を紹介する。
Ancientのデフォルトラウンドでは、多くの人が最初に「ミッドを取れ」と言う。しかし取った之後はどうする?ミッドを手中に収めても、マップを掌握したわけではない。Ancientのミッドはむしろ有料道路だ。完全に封鎖する必要はなく、相手が通過するたびに代償を払わせればいい。デフォルトラウンドの本質は占領ではなく、値付けにある。
第一の通行料:ミッドを3つの区間に分けて読む
Ancientのミッドは決して一本の線ではない。少なくとも3つの異なる「権利」が存在する。第一区間はTスポーンから出るスロープで、両側の壁が視界を狭め、スモーク1つでテンポを半拍遅らせるのに適している。第二区間はミッドとBトンネルが交差する角。こここそが真の料金所だ。この角を押さえた者が、ミッドとBトンネルの両方向から税を徴収できる。第三区間はCT側に近いミッド出口で、AショートとCTスポーンを結び、CTのリテイクには必ず通る道だ。
デフォルトラウンドでT側が最も避けるべきは「ミッド全体を一斉に取りに行く」こと。正しいのは第二区間だけを取ることだ。スモーク1つでCT出口の視界を切り、モロトフ1つで角を追い払い、1人が第三区間の通過点を抑える。これでミッドは占領されていないが、値付けはされている。CTが通ろうとすれば、ユーティリティかHPを支払うことになる。
第二の通行料:デフォルトユーティリティは殺すためではなく、記帳するために使う
Ancientのデフォルトラウンドでは、ユーティリティの使い方がしばしば無駄になる。多くの人がミッドにスモークを投げて任務完了と思うが、そのスモークの本当の役割は「記帳」だ。次の15秒間、ミッドから誰も押し出してこないとCTに伝えるのだ。
より洗練された打法は、デフォルトユーティリティを「タイマー」と「スイッチ」に分けることだ。タイマーは投げた瞬間からカウントダウンが始まるスモークで、CTのローテーション窗口を圧縮する。スイッチはいつでも起爆できるモロトフやフラッシュで、相手が通過を決めた瞬間に突然課税する。例えばAショートのデフォルトモロトフは、人に当てる必要はないが、CTがCTスポーンからAショートへローテートする時間帯に焚かなければならない。この火は殺さないが、CTのローテーションを2秒遅らせる。その2秒があなたの通行料だ。
第三の通行料:クラッチにおける静かな税
Ancientのクラッチでは、マップ構造が「静かな税」を大きくする。ミッド両側の壁は音の減衰を不均一にする。第二区間の角で聞こえる足音は、Bトンネルからかもしれないし、Aショートからかもしれない。方向判断には経験が要る。デフォルトラウンドがクラッチまで進むと、自分の「通過意思」を先に晒した方が先に税を払う。
だからAncientのデフォルトラウンドは、最終的にエイム勝負ではなく、誰がより長くミッドを渡らないでいられるかの勝負になる。ミッドのコントロールを握りながら、急いで渡らない。相手に「渡るつもりだ」と思わせ、相手がユーティリティを使い始め、ローテートし始め、ミスをし始めるのを待つ。その瞬間、料金所が本当に利益を生み始める。
デフォルトラウンドは固定された手順ではなく、価格表だ。Ancientが教えてくれるのは、ミッドを買い急ぐな、まずはすべての通過に課税することを学べということ。マップはあなたを勝たせてはくれないが、値付けの権利は勝たせてくれる。