斜面の厚みと水路の角:Ancient/Anubis デフォルト序盤90秒の道具順位

2026年9月25日 04:01:04

Major マッププールで Ancient と Anubis は同じ「デフォルト練習」に載せがちだが、外周の情報構造は別物。CT は厚みで時間を買い、T は合法な血替えを序盤で取る——五人で一人の初キルを渡さない話。

リード

Major プールでは Ancient と Anubis を同じ週の「デフォルト課題」に並べることが多いが、実戦はリスキンではない。Ancient の外周は斜面と窓の重なりで、B 窓とミッド斜面から情報が同時に漏れる。Anubis は水路出口で首を絞め、サイドホールと A ロングのどちらが先に顔を出すかで、マップ全体のデフォルトテンポが分岐する。ここではデフォルトラウンドのみ——フォースなし、奇策ラッシュなし——CT が厚みで時間を換算し、T が序盤90秒で合法な血替えを買い、タダの初キルを渡さない方法に絞る。

Ancient:斜面+B 窓の「二重リスニング」

CT デフォルトで安定しやすいのは ミッド斜面で足音、B 窓で切角の二本柱に、三人目が A かテンプル遅延点火で回る形だ。T の典型ミスはミッドスモーク一発で全員が斜面に張り付くこと——斜面マテリアルは Mirage 中連より足音の尾が「にじむ」ため、CT はピークなしでも大体の人数が読める。第三拍目に B 窓縁に沿った細いスモークを足し、CT の視野を「マップ全体の聴覚」から「スモーク端の一マス」に圧縮したとき、初接触のジグル血替えが初めて成立する。

斜面には見落とされがちなフレーム勘がある:B 外縁からサイトへ切り込むと、照準の高さと掩蔽の上端がずれる。デフォルトで CT が窓枠の高位置にいると、T が斜面で急停した一発目は窓縁の下に当たりがちだ。逆に T が A ロング遠点を一人残すなら、テンプルに回る CT は第二拍を合法交火とみなす——第一拍は情報のみ、深追いしない。NaVi 系の外周の借位は占拠ではなく、B 窓を一方通行の情報窓にすることが多い:こちらの斜面通過は見えるが、向こうの窓にフルボディを渡す必要はない。デフォルトでここを体得する方が、C5GAME で座標暗記より長く効く。

Anubis:水路とサイドホールの「狭廊パス」

Anubis のデフォルト圧力は 水路—サイドホールの細い廊下に集中する。T が A ロングとサイドを同期させると、ミッド CT は約3秒目に「左を聴くか右を見るか」で割れる。CT 側の筋は 水路に継ぎやすい火炎ポジションを一本、サイドは短いピークに留め、丸ごと血替えゾーンに入れないこと。T のデフォルトで取りやすいのは サイドに先フラ、A ロングは一拍遅れて一歩——フラッシュの落ち着く半拍で CT に先撃ちさせ、方向を間違えれば情報、合えれば血替え。

Ancient と違い Anubis の外周の「厚み」は角と短い直線:デフォルトでミッド全員デュエルは非効率、水路一人のハラスと、サイト側二人の定番道具(A 火/B ホールスモーク)が合う。プロのスクリムでは「序盤90秒デフォルトのみ、フォース禁止」がよくある——道具の拍と役割順を鍛える練習で、エイム練習ではない。スタック練習なら、Ancient は「斜面リスン+B 煙端」、Anubis は「サイドフラ+水路火継ぎ」を同週でローテし、片方のマップだけデフォルトができる状態を避ける。

まとめ:デフォルトは占拠ではなく第二拍を買うこと

共通点は 最初の1分で五人を一人のキルと交換しない こと。分岐は、Ancient が斜面の厚みで CT ローテを遅らせ、Anubis が狭廊で CT の意思表示を迫る点だ。デフォルトが身についてるサインは、「この拍で渡すのは情報か血替えか、次の拍で誰がサイトを閉じるか」を言語化できること——C5 や Steam マーケットから拾った数本のライン名より、ランクに効く。