バナナは一本道じゃない:Inferno ピットサイトの三つのユーティリティ台帳

2026年11月4日 03:00:08

Inferno Bサイトにおけるバナナのユーティリティラインとサイト内ポジショニングの時系列を、バレルスモーク・サンドバッグ火・リテイクフラッシュの順序からプロ目線で解説。

バナナは一本道じゃない:Inferno ピットサイトの三つのユーティリティ台帳

ピットサイトは「スモークを投げたら入る」という固定手順ではない。Inferno Bの成否を本当に分けるのは、バナナのユーティリティラインとサイト内ポジショニングの時系列だ。バレル口のスモークをいつ焚くか、サンドバッグ裏の火をいつ入れるか、棺桶のフラッシュをいつ弾けさせるか。この三つの順序は、ユーティリティそのものより重要になる。

1. バレルスモークとサンドバッグ火:どちらを先に切るか、誰がその代償を払うか

攻撃側がバナナから押し上げるとき、最初の関門はバレルだ。多くのプレイヤーはバレルスモークを先に焚いてからサンドバッグ火を入れるが、その代償はこうだ。スモークがバレル口で弾けた頃にはCTはすでにサンドバッグから棺桶へ下がっており、火は空振りに終わる。

合理的な順序は逆だ。まずサンドバッグ火を入れてCTをサンドバッグ裏のカバーから追い出し、そのあとにバレルスモークを焚く。火の役割はキルではなく、CTを「バレル口に入るあなたが見える位置」から退かせることにある。火が落ちた瞬間、CTの選択肢は二つしかない。棺桶へ下がるか、ピット方向へ張り付くかだ。前者ならバレル口の視界が手に入り、後者ならスモーク後に壁沿いでサイトへ入るルートが一本増える。

見落としやすいのは、サンドバッグ火を深く入れすぎないことだ。サンドバッグの後側まで焼ければ十分で、深すぎるとCTを棺桶の最適なエイム角度へ押し込み、自分で難しい撃ち合いを作ってしまう。

2. ピットサイトのポジション台帳:棺桶は終着点じゃない

ピットサイトの核心はプラントという動作ではなく、プラント後にどこに立つかだ。

棺桶は最も一般的なデフォルト位置だが、構造的な弱点がある。視界が棺桶そのものによって二分割されるのだ。バナナ方向は見えるが、CTスポーンから回り込んでくるルートは完全にはカバーできない。だから棺桶の価値はエイムホールドではなく、時間稼ぎにある。CTにユーティリティを切らせてからでないとあなたを排除できない状況を作るのだ。

本当に練習する価値があるのは、棺桶とピットの間の横移動だ。プラント後すぐ棺桶に張り付かず、ピットの端で半秒止まり、バナナ方向の足音を聴く。CTがCTスポーン側から来るなら足音は右後方に先に出る。バナナからリテイクするなら足音は正面から押し寄せる。この情報が、棺桶に張り付くかピットに縮むかを決める。

多くのチームがここで損をするのは、棺桶を固定の答えとして扱うからだ。棺桶は「情報の位置」であって「安全な位置」ではない。

3. リテイクフラッシュの時系列:スモークの中に切るな

CTがBリテイクに入るとき、最もよくあるミスはバナナのスモークがまだ残っているうちにフラッシュを切ることだ。スモークの中に切ったフラッシュは弾ける位置が煙に遮られ、サイト内の攻撃側が受ける白画面時間は目減りし、しかも自分のリテイク方向を晒してしまう。

より安定するのは、スモークが晴れる二秒前までフラッシュを残すことだ。このタイミングなら攻撃側の注意はまだ煙の縁にあり、サンドバッグ方向から弾けたフラッシュの白画面が棺桶からの覗きにちょうど重なる。フラッシュは「入る」ためのものではなく「秒を読む」ためのものだ。稼ぐのはキルではなく、二秒分の体の差である。

火が残っているなら、フラッシュの後に続けてピットのプラント位置へ落とす。これでフラッシュが誰も白めなくても、火が攻撃側をサイトから追い出し、クラッチをCTが慣れたバナナの撃ち合いへ引きずり込める。

まとめ

InfernoのBサイトはユーティリティの数比べではなく、順序の台帳だ。バレルスモーク、サンドバッグ火、リテイクフラッシュ。三つの項目それぞれの着弾点と時系列が、ピットサイトであなたが主導権を握るか受け身になるかを決める。このラインを練習するときは、まず投擲ポイントを暗記しようとしないこと。誰が先に切り、誰が後に切り、どのステップで切るのかを先に整理してからだ。そうして初めてユーティリティがあなたの代わりに判断してくれる。