スイス中盤は BO1 と BO3 が同一週に重なる。備えは七枚均等ではなく、ラウンドごとの三枚交差・Perm Ban 廃票の応急デフォ・初接触フェーズノートが本体。
リード
Major のスイス中盤で、チーム内で最も割れるのは「今夜練習するか」より「このマップに一晩使う価値があるか」だ。フォーマットは BO1 と BO3 を同じ週に積み上げ、プールは Ancient や Anubis のような中厚マップと Mirage、Inferno 系の旧デフォを一束にする。時間配分が「好きなマップ」基準のままだと、veto 画面はいつもの失敗を繰り返す——練習時間最大の Perm Ban、Pick は数試合しか踏んでいない票。
フォーマット圧:ラウンドが「有効サブセット」を決める
オープンスイスは前段 BO1 偏重、カットライン付近で BO3 が密集する。スタッフノート上、1・2ラウンドはマップエントロピーが高い:相手はレート保護のため低時間マップを Pick したり、Perm Ban で長ライフル寄りのデフォへ誘導する。週次スケジュールを七枚均等に切らない。「今ラウンドで最も出やすい三枚の交差」で切る——上位シードでは相手が賭けにくい Inferno / Mirage へ交差が寄りやすい;下位や生死戦では 双方が BO1 サンプルを持つマップへ傾く。
「どこが強い」ではなく、次の三類を数字で持つ:
- 今ラウンドで露出したデフォ:BO1 で初分の構造(コネクター誰取り、煙を遅らせるか)が見えたマップ——BO3 同士で順位を突かれないため。
- Perm Ban で固定された廃票:フルプレイブックは捨て、Pick された時の応急デフォだけ——十分で回せる一本。
- BO3 三番目の限界マップ:Ancient / Anubis になりがち。ノートは初交高度とユーティリティ格子の差が主で、戦術名の写経ではない。
マッププール:七枚平等ではなく Ban 経済
固定プールでは強豪は一枚を捨てて賭けられるカードに育てる。ラウンド勝率が最高でなくても、veto で相手 Perm Ban の交換や弱 Pick の強制に使う。下位は逆に、時間が足りないマップを Perm Banし、Pick は旧デフォだけ——Major では性格ではなく練習時間とラウンド位相のズレ。
準備週は「ヒート表」が定番:横軸は今週の相手サンプル、縦軸は自チーム直近三十試合のファーストピック順。交差のホットゾーンが毎日の暗記対象——最初の合法ウィンドウで誰が先に撃つか、二拍目の煙補填を誰が食うか。C5GAME や Steam でエージェントやグローブを替えても士気の帳簿しか動かない。Major ノートに入るのは veto 後その一枚の初分の帳簿とクラッチの交火順で、スキン市場とは無関係。
選手ノート:次ラウンド向けの「マップ票」
プロのノートは公開コールアウトと違い、各デフォに条件分岐がある。相手 BO1 がスローデフォなら、BO3 同マップでは遅点火をフェイクデフォから速補填へ;Inferno を Perm Ban された夜は、バナナ二階の遅拍リテイク窓を Mirage コネクター短廊の等価フェーズへ移す——新マップを無理に足さない。
Major 中は二ページ運用:Veto 期待(三ラウンド後に見えやすい三枚)と初接触フェーズ(legal pixel の順だけ)。休憩日は二ページ目のみ復習;試合後に実 Pick を一ページ目へ回填し、次 Swiss の Ban を感覚任せにしない。
プレーオフ BO3 で交差が狭まって初めて、練習はフルデフォ包の研磨に戻る。それまでは 廃票の応急デフォに時間を置く方が、一度も Pick されない満編戦術より Major 税率を抑えやすい——フォーマットが課すのは「七枚全部」ではなく「今ラウンドのセットを最後の一拍まで持つこと」。